米フェイスブック、「天才ハッカー」を社員に採用

2011/6/28付
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交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックは27日、「天才ハッカー」として有名なジョージ・ホッツ氏(21)を社員として採用したことを明らかにした。ホッツ氏はソニーの家庭用ゲーム機などを改造する技術を開発。同氏をソニーが訴えたことが、ハッカーによる同社への攻撃の遠因と指摘されており、日米企業の技術者に対する接し方の違いが鮮明になっている。

フェイスブックの広報担当者が日本経済新聞の取材に対して明らかにした。「ホッツ氏の入社は事実だが、現時点でそれ以上のことはお伝えできない」としている。

ホッツ氏は10代で米アップルの高機能携帯電話(スマートフォン)のソフトを改変する技術を開発し、今年初めにはソニーの「プレイステーション3」に対応する技術を公開した。ソニーは海賊版ソフトの利用拡大などにつながる技術を問題視し、ホッツ氏を提訴。両者は3月に和解したが、この一件が同社へのハッカー攻撃の一因となったとの見方がある。

日本ではハッカーを「情報システムに対する違法アクセス」と関連づけることが多いが、米国では「高度な知識を持ち、既存の枠組みにとらわれず技術を追求するエンジニア」といった意味合いが強い。米ではハッカーの高度な知識を活用するために、大手企業がハッカーを雇用する動きも目立っている。

(シリコンバレー=奥平和行)

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