2019年5月23日(木)

マツダ、メキシコを車輸出拠点に 新工場開所式

2014/2/28付
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【サラマンカ(メキシコ)=杉本貴司】マツダは27日、メキシコ中部グアナフアト州サラマンカに新設した乗用車工場の開所式を開いた。主力の小型車を南北アメリカ大陸や欧州に輸出する。日本からの輸出比率が高く、為替変動に業績が左右されやすい経営体質からの脱却をめざす。メキシコでは日産自動車やホンダも相次ぎ新工場を稼働。日本車メーカーの進出がめだってきた。

メキシコ工場はマツダが70%、住友商事が30%を出資。投資額は7億7千万ドル(約790億円)。小型車の「マツダ3(日本名アクセラ)」を1月から生産し、「マツダ2(デミオ)」も加える。生産規模は2016年3月期までに年23万台に引き上げる。このうち5万台はトヨタ自動車からの小型車の受託生産に振り分ける。

小規模のノックダウン方式を除くマツダの海外工場は中国、タイに続き3カ所目。中国は同国内の市場向けで、タイは東南アジアへの供給拠点の役割を担う。メキシコ工場は北米と中南米、欧州に出荷し、日本に次ぐ第2の輸出拠点と位置付ける。

マツダは12年に不採算の米国生産から撤退し、13年には日本で生産する車の81%を輸出した。円高になると業績が悪化する体質の改善が急務だった。山内孝会長は27日の記者会見で「マツダは歴史的に円高が続くたびに苦しい思いをしてきた。(海外生産の拡大で)決してこのような思いを繰り返さない」と述べた。

メキシコは北米自由貿易協定(NAFTA)に加盟し、中南米各国や欧州と広範な自由貿易協定(FTA)を結んでいる。自動車の輸出大国として台頭しており、日本車メーカーの進出がめだつ。日産はメキシコの生産能力を日本に匹敵する年100万台規模に引き上げる計画。ホンダも年産20万台の工場を稼働させたばかり。トヨタ自動車とマツダも含めれば、将来は日本勢だけで年200万台の生産能力を持つ可能性がある。

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