2019年6月19日(水)

商品高G8で協議 ダボス会議、仏大統領が表明

2011/1/27付
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【ダボス(スイス東部)=岐部秀光】フランスのサルコジ大統領は27日、ダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し「商品価格の急激な変動が主要リスクの一つになっている」と指摘した。そのうえで食料や燃料価格の上昇について今年フランスで開催する主要8カ国(G8)と20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で対応を協議する考えを表明した。

大統領は商品市場に流入する資金を制御するための「過剰にならない規制」が必要と主張。「1990年以降、世界では42件の資本流出による危機があった」と述べ、投機資金への全般的な規制強化など金融市場改革が重要との認識を示した。

G20サミットを巡っては「金融危機後に新しい国際組織として誕生したG20は、決断を下せなければ(主要な議論の枠組みとしての)正当性を失う」と述べ、一定の成果を生むことに自信を示した。持論である国際通貨制度改革については「主要通貨は1つである必要はない」と指摘、基軸通貨をドル以外にも広げて多極化するなど長期的な改革について議論を深めたいと述べた。

これに先立ちインドネシアのユドヨノ大統領もダボス会議で演説。「食料価格上昇はインフレや貧困、飢餓を深刻化させ社会的・政治的な混乱を引き起こす」と懸念を表明。G20の優先議題として食糧安全保障の問題を取り上げるよう求めた。

同大統領は世界経済の不透明感が強まるなか「はっきりしたことは新興国の台頭だ」と指摘。「アジアは日本、中国、インドだけではない」と述べ、急成長している自国の経済力をアピールした。

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