中国空母「遼寧」、青島を母港に 初の専用軍港

2013/2/27付
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【北京=島田学】中国軍は27日、中国初の空母「遼寧」の母港を山東省青島の軍港とすることを公表した。中国国営新華社は4年がかりで新設した空母専用の軍港だと伝えた。これまで遼寧省大連を拠点としてきた「遼寧」も27日朝に初めて青島港に到着。今後は同港を拠点に艦載機の離着陸訓練や兵器・装備の試験を続ける。

中国の国営中央テレビは、濃霧のような大気汚染におおわれた青島港に「遼寧」が接岸する様子を伝えた。同艦は26日に大連港を出発し、装備の試験をしながら青島に向かっていた。

空母は単独ではなく、護衛艦や補給艦などと艦隊を編成して活動する。青島には黄海の防衛を担う海軍北海艦隊の司令部があり、周辺には護衛艦などを停泊できる既存の軍港も多く、空母の母港を新設するには最適と判断したようだ。

すでに同港では、空母艦隊を編成する大人数の軍人が過ごすのに十分なだけの水道や電気、ガスなど生活インフラが整備されたという。

「遼寧」はウクライナから購入した空母「ワリャーク」を改修したもので国産ではない。大連港で改修を進め、昨年9月に海軍に正式配備した。現時点で実戦用の戦闘能力は備えていない。当面は艦載機「殲(せん)15」の離着陸訓練や国産空母を建造するためのデータ収集に利用するとみられる。

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