ロシア極東で地震活発化 12年、非常事態省が予測
ロシアのショイグ非常事態相は27日、モスクワで行われた2012年の自然現象の予測などに関する記者会見で「カムチャツカやサハリン、クリール諸島(千島列島)などの極東で地震活動が活発化するとの深刻な予測がある」と述べた。詳しい根拠は明らかにしなかった。
非常事態省の予測では、サハリン州やカムチャツカ地方、千島列島では来年、マグニチュード(M)7.5を上回る地震が発生する危険性が高まっており、その際には高さ5~8メートルの津波が発生する可能性があるという。
千島列島やサハリンなどでは、これまで多数の犠牲者を伴う地震や津波被害が発生している。(ウラジオストク=共同)