2019年2月21日(木)

[FT]アリババ出店企業、流出相次ぐ 広告費高く

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2014/6/27 14:00
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資金が豊富でほかにも収入源がある企業にとってはとどまる意味があるが、インターネットの変革力への期待が膨らんだ数年前に出店したほかの多くにとっては、小さな事業を立ち上げる夢がしぼみつつある。

■オンラインモールの選択肢増える

アリババは昨年の購入者は前年比10%増の2億5500万人に上ったと明らかにしているが、独立機関の調査によれば、売り手の数は減少しつつあるという。アリババは過去の実績を公表せず、14年度に1度でも販売実績があった店舗はタオバオとTモール合わせて800万店だったとしか明かしていない。

一方、杭州にあるコンサルティング会社の試算では、13年末時点に中国で個人向け取引に携わった売り手の数は前年同時期に比べ17.8%減って1122万人となり、今年末までにさらに918万人に減少すると予測している。タオバオはこの市場の5分の4を占めるとみられる。

同社の首席アナリストは「タオバオの大半の売り手は採算がとれなくなっている。タオバオからの撤退も大きな流れだ。オンラインモールが増え、売り手はいろいろ選べるからだ」と指摘する。

アリババはタオバオから撤退した売り手の一部はTモールに移っていると強調する。アリババに詳しい人物は「パイは拡大しつつあることを踏まえておくのが大切だ」と話す。

16日に発表されたIPOの目論見書の改訂版によれば、タオバオは1~3月期のアリババの総売上高の69%を占める一方、Tモールは31%にとどまった。北京のIT(情報技術)コンサルティング会社、アイ・リサーチによれば、17年には消費者向けの売上高が個人間取引に追いつくとみられている。

By Charles Clover

(2014年6月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

(c) The Financial Times Limited 2014. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

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2014/6/27 11:00

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