ビットコイン死なず…米では利用広がる
通販やゲーム、企業が続々参入

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2014/3/31付
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【シリコンバレー=兼松雄一郎】仮想通貨「ビットコイン」の決済手段としての利用が広がっている。既存業者に比べコストが極めて低いことが背景。取引所の破綻で日本で普及に悲観論が広がるのと対照的に米国などでは関連ベンチャーが次々と登場し、勢いを増している。

ビットコインが使える主な場所
オンライン
ゲーム
ジンガなど
ネット通販オーバーストック、アマゾン(ジンク・セーブ経由)など
飲食店サブウェイの一部店舗など
旅行
代理店
チープエアー・ドット・コム
弁護士
事務所
クラウリーなど
貿易金融トレルスなど
カジノラスベガスの老舗ゴールデンゲートなど
スポーツNBAサクラメント・キングスの観戦・グッズ販売など

ネット通販、ゲームなどソフトの購入、飲食店の支払い、貿易金融など投機以外の用途が広がっており、場所によってはビットコインだけで生活することも不可能ではなくなりつつある。

アマゾン・ドット・コム、ウォルマート、百貨店メーシーズなどで3月から割引購入代行サービスを始めたジンク・セーブはビットコインを受け付けており、米の多くのネット通販で間接的にビットコインが使えるようになった。

年初からビットコインでの支払いを受け付けたネット通販オーバーストックのビットコイン決済高は約2カ月で100万ドル(1億円)を突破。ビットコインで支払ったほとんどの人が新規の顧客で、大きな営業効果が出ている。全体の売り上げの約5%を占めた。

クレジットカードを持てない新興国の顧客を狙いネットゲーム大手ジンガも1月から一部のゲームでビットコインでの支払いを受け付けている。

米プロバスケットボール協会(NBA)のサクラメント・キングスのほか、ラスベガスのカジノ、旅行会社、飲食チェーン、サブウェイの一部店舗などでもビットコインを受け付け始めた。さらにクラウリー、ローズ・ローなどビットコインでの支払いを容認する弁護士事務所まで出てきた。

クレジットカードなど既存の決済サービスは5%前後の手数料を店舗側から取っており、負担が大きい。スクエアやペイパルは3%前後の手数料で既存サービスに戦いを挑んでいるが、ビットコインはさらに安く、1%以下の場合もある。貿易仲介トレルスは貿易決済での手数料を1%以下に下げることで普及を狙っている。

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