グーグル、「ファイヤーフォックス」支援を継続
モジラ財団に年3億ドルを提供

2011/12/27付
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インターネット検索最大手の米グーグルはネット閲覧ソフト(ブラウザー)「ファイヤーフォックス」を開発している米モジラ財団への支援を継続することを決めた。今後3年にわたって金銭的な支援を続ける一方、モジラはグーグルの検索サービスをブラウザーに組み込んで提供。利用者にグーグルのサービスを使うことを促す。

モジラは収益の大半をグーグルからの資金に依存しており、11月の契約終了後は両者の交渉の行方に注目が集まっていた。グーグルが支援を継続しない場合は、ファイヤーフォックスの開発が中止に追い込まれる可能性もあった。

米メディアによると支援額は年間3億ドル(約235億円)で、これまでの約3倍の水準。グーグルは独自ブラウザー「クローム」を提供しておりモジラとはこの分野で競合する。ただ米マイクロソフト(MS)などと検索サービスで競っており、ブラウザーで一定シェアを握るモジラを陣営にとどめておくことが必要と判断したもようだ。

「敵に塩を送る」行為について、米メディアでは様々な見方が出ている。ライバルに対する支援で将来の独占禁止法の適用を回避する狙いがあるとの意見もある。

こうした見方に対し、グーグルの担当者は交流サイト(SNS)を通じて、「当社がブラウザーを手掛けるのはネットを利用しやすくするためで、モジラは目標達成のためのパートナー」と反論。ネット利用が増えれば自社の検索連動型広告の売上高も増加するとの見方を示した。(シリコンバレー=奥平和行)

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