2019年2月19日(火)

米バイオ医薬アムジェン、同業オニキス買収 1兆円で

2013/8/27付
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【ニューヨーク=西邨紘子】バイオ医薬品の世界最大手、米アムジェンは25日、同業の米オニキス・ファーマシューティカルズ(カリフォルニア州)を104億ドル(約1兆円)で買収すると発表した。がん治療の有望な新薬を持つオニキスを取り込み、同分野の事業強化につなげる狙いだ。

アムジェンは、オニキス株1株当たり現金125ドルを支払う。2013年10~12月期の初めに買収手続きを終える見通し。アムジェンのブラッドウェイ最高経営責任者(CEO)は「アムジェンはオニキスにとって、同社の医薬品の価値を最大に発揮できる理想の組み合わせ」と強調した。

オニキスは、血液がんの一種である多発性骨髄腫の新薬「カイプロリス」が米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたことで、収益を増やす可能性が高まっていた。

アムジェンは今年6月、オニキスに1株当たり120ドルで買収を提案したが、オニキスは「企業価値を過小評価している」として拒否。「別会社との合併の可能性を積極的に探る」(オニキスのコールズCEO)として別の買い手を探していた。

買収には英アストラゼネカや米ファイザーも関心を持っていたとされるが、アムジェンが当初提示していた買収金額を引き上げる形で決着した。アムジェンは大型薬の特許失効をにらみ、国外事業を拡大したり、新薬取り込みを強化したりする方針を打ち出していた。

バイオ医薬品は、遺伝子組み換えや細胞培養などのバイオテクノロジーを駆使して研究開発される。世界の医薬品売上高で上位10品目の大半を占める成長分野になっている。アムジェンは12年に米バイオ製薬ベンチャーのマイクロメットを買収するなど、同分野の技術・医薬品を獲得するために積極的な買収を仕掛けている。

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