2019年4月26日(金)

スマホ出荷、携帯抜く 1~3月、IDC調べ

2013/4/27付
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スマートフォン(スマホ)の世界出荷台数が初めて従来型の携帯電話を逆転した。米調査会社のIDCは25日、1~3月期のスマホの出荷台数が前年同期比41.6%増の2億1620万台に増え、携帯電話全体に占める比率が過半を超えたと発表した。通信機器業界の構造転換が急ピッチで進んでいることを裏付けた。

携帯電話端末全体の出荷台数は4%増の4億1860万台。スマホの比率は51.6%になった。IDCは「携帯の主な用途が通話と簡易メールだった日々は急速に過去のものとなり、スマホ依存度が高いメーカーが力を付けている」と分析している。

スマホのメーカー別世界シェアは韓国のサムスン電子が前年同期より3.9ポイント高い32.7%となり、首位を守った。IDCによるとサムスンの出荷台数は60.7%増の7070万台。2位は米アップル(17.3%)、韓国のLG電子(4.8%)がアップルに続いた。

アップルは最新型の「iPhone(アイフォーン)5」の販売が堅調だったものの、出荷台数は6.6%増の3740万台にとどまった。アップルの出荷台数の伸び率が1ケタ台にとどまったのは、2009年7~9月期以来という。LGは米グーグルと共同開発した「ネクサス4」が好調で、3四半期ぶりに5位圏内に復帰した。

LGとは僅差で華為技術(ファーウェイ、4.6%)、中興通訊(ZTE、4.2%)の中国勢2社が続いた。両社は価格競争力の高さを武器に中国など新興国を中心にスマホの販売を拡大している。フィンランドのノキアや台湾の宏達国際電子(HTC)のシェアを上回り、上位に食い込んだ。

スマホは先進国における需要が一巡し、競争の舞台が新興国に移りつつある。米家電協会などはスマホの世界販売台数に占める新興国向けの比率が11年の46%から、13年には58%まで高まると予想している。メーカー各社には新興国市場の対応が一段と重要になっているといえそうだ。(シリコンバレー=奥平和行)

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