2018年2月20日(火)

「香港独立」を警戒か 中国人民解放軍の演習

2012/10/26付
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 軍事演習の目的は「香港独立」をけん制するためか――。香港に駐留する中国人民解放軍が24日に香港北部の新界地区で実施した軍事演習を巡り、香港紙の明報は26日付で専門家の見立てとしてこう伝えた。中国政府でかつて香港政策を担当した要人が最近相次いで「香港独立」への懸念を表明していることが、こうした見方につながっているようだ。

 明報は演習について軍事専門家の話として「香港人に対し、香港駐留部隊はお飾りではなく、戦闘力があることを見せつけ、『香港独立』派を震え上がらせるためだ」と伝えた。

 香港・マカオ事務弁公室のトップにあたる主任だった魯平氏が地元英字紙への寄稿で「香港独立を鼓吹する人は純粋なバカで、内地(中国本土)の支持は得られない」と表明。副主任を務めた陳佐●(さんずいに耳)氏もネット上で「近年、確かに香港独立勢力が台頭しウイルスのように素早くまん延している」と指摘、警戒感をあらわにしている。

 今回の演習は中国中央テレビや香港の本土系各紙によると、香港駐留の陸海空3軍が参加。新界地区に香港の実際の街並みを再現し、それを敵方から奪還する作戦を展開。公表された演習としては1997年の返還後で最大規模とみられる。(香港=川瀬憲司)

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