2019年6月18日(火)

小沢元代表無罪、海外メディア一斉報道 「消費増税難しく」

2012/4/26付
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世界のメディアは、民主党の小沢一郎元代表に対する無罪判決を一斉に報じた。各メディアとも、元代表が持つ影響力の大きさを指摘するとともに野田佳彦首相が推進する消費税率引き上げは難しさを増すと分析。元代表が民主党代表となり首相に就く可能性を指摘する論評もあった。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「小沢元代表は野田政権が進める消費税引き上げへの批判のトーンをいっそう高める」との見方を紹介。増税法案の国会通過は難しさを増すと伝えた。「(無罪判決で)小沢元代表は今年後半に首相の座を目指す可能性がある」という小沢元代表支援者の声も紹介した。

仏AFP通信は元代表を日本で最も影響力のある政治家の一人と指摘。「無罪になったことで、民主党を再び率いる道を開いた」と解説した。党内にも大きな影響力を保持し続けており、9月に任期が切れる民主党代表についても「現代表の野田首相に取って代わる意思を持っている」と伝えた。今後、消費増税などを巡る党内や与野党の対立は激しくなるとの見方も示した。

英フィナンシャル・タイムズも小沢元代表を「闇将軍として知られる与党の重鎮」と紹介。国会での影響力は低下しつつあるように見えるが、なお多くの議員が忠誠を誓っているとして「なんとか統合を維持してきた民主党に緊張をもたらしそうだ」と論評した。

ドイツ通信は「民主党の影の将軍」と小沢元代表を紹介したうえで「小沢グループは消費増税に絶対反対の姿勢で、野田首相(の政権運営)に影響を与えることになる」と伝えた。

韓国の聯合ニュースは「小沢元代表の政局への影響力が高まりそうだ」と分析。野田首相が強力に推進する消費税引き上げに制動をかけ、「民主党政権の内紛激化が予想される」と報じた。「民主党代表選に出馬し首相の座に挑戦する可能性が高い」とも伝えた。

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