2019年2月16日(土)

中国・重慶、反日感情根強く 経営者がデモ準備か

2010/10/26付
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【重慶=戸田敬久】中国・重慶市で26日、1000人規模の反日デモが起きた。重慶は歴史的な経緯から反日感情が強い土地柄だが、先週末に各地でデモの呼びかけがあった際には警官隊の警戒監視が奏功してデモは発生しなかった。今回のデモでは、警官隊が力ずくでのデモ鎮圧を極力避けようとしている場面も散見され、当局も対応に神経を使っていることがうかがえる。

中国・重慶市で1000人規模の反日デモが発生した(26日午後)

中国・重慶市で1000人規模の反日デモが発生した(26日午後)

また、この日のデモでは学生以外の参加が目立ち、これまでの学生中心のデモとは様相が異なるものとなった。

参加者によると、デモは重慶にある貿易会社の男性経営者が準備したという。同経営者は、日本人を非難する内容の言葉をプリントしたTシャツを着た数十人の社員を引き連れデモを先導。周囲で見物していた若者らを巻き込んでデモの規模を大きくした。ネット上には、同経営者がデモ行進中に日の丸の旗に火を付ける写真も公開された。

先週末、デモの呼び掛けがあった江蘇省南京市や湖南省長沙市などでは、当局がデモの主体となってきた学生に圧力をかけ、デモ発生を未然に防いでいた。

重慶市は、旧日本軍が無差別爆撃を実施するなど反日感情が根強い地域とされる。2004年に中国で開催したサッカーのアジア杯では、日本人ファンが重慶会場で暴徒化した中国人に取り囲まれる事件も起きた。

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