2019年1月23日(水)

中国・重慶で数千人規模の反日デモ 警官隊制止で解散

2010/10/26付
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【重慶=戸田敬久】中国の重慶市で26日午後、大規模な反日デモが起きた。中国国営の新華社通信によると参加者は数千人。デモ隊は約1時間40分にわたり市内を行進し、在重慶日本総領事館前では「日本人をたたきつぶせ」などと連呼。その後、警官隊に制止されて解散した。同総領事館は「特に被害の報告は受けていない」としている。日本関連の商店や自動車が破壊されるなどの被害もなかった。

中国では先週末、各地で反日デモの呼び掛けがネット上であったが、重慶や南京など主だった大都市では、当局による制止が効いてデモは未然に抑え込まれていた。ただ今回重慶で平日にもかかわらず数千人のデモが起きたことで、中国国内での抗議行動の機運がなお根強くあることがうかがえる。

中国外務省の馬朝旭報道局長は同日の記者会見で、反日デモについて「日本側の誤った言動に憤慨するのは理解できる」と述べる一方で「愛国の熱情は法に従って理性的に表現すべきで、非理性的な違法行為には賛成しない」と改めて自制を呼び掛けた。

この日のデモは、市内の広場に集まった社会人とみられる数十人が午後2時すぎに行進を始めたのが発端。当初は警官の厳しい制止もなく、見物人も加わって規模は次第に拡大。デモ隊の総領事館前での抗議行動後、ユニクロなどが入店している商業施設近くに到着すると、1000人規模の武装警官がデモ隊を解散させた。

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