ロシア、米のシリア攻撃に反対 「過去の過ち繰り返すな」
【モスクワ=共同】シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑を受けて、米英が軍事行動を検討していると伝えられていることについて、ロシア外務省のルカシェビッチ情報局長は25日、2つの声明を発表し「悲劇的な誤りを犯すべきではない」「過去の過ちを繰り返してはならない」として武力行使に反対した。
情報局長は、2011年のリビア攻撃とその後の混乱を引き合いに「国連(決議)を迂回する一方的軍事行動は、シリア内戦の政治・外交的解決を目指す国際社会の努力を台無しにし、一触即発の状況にある中東に(対立の)一層の激化をもたらす」などと指摘した。
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