2019年1月20日(日)

リビア、反カダフィ派が首都に拠点 新体制構築急ぐ

2011/8/26付
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【カイロ=花房良祐】リビアのカダフィ大佐の独裁体制が事実上、崩壊したことを受け、反カダフィ派を束ねる国民評議会は25日、拠点を同国東部ベンガジから首都トリポリに移す作業に入ったと発表した。一方、大佐の元側近だが政権から離反したジャルド元首相は同日、イスラム主義ではない世俗的な政党を設立すると表明。政治空白を避け、新たな体制構築を急ぐ動きが広がってきた。

拠点移行は評議会幹部らが明らかにした。アブドルジャリル議長は治安情勢が安定し次第、トリポリ入りし、新政権樹立へ調整に着手するとみられる。

新政党づくりを打ち出したジャルド元首相は政権のかつてのナンバー2。近年は大佐と疎遠だったとされ、20日に政権から離反した。カダフィ政権下で政府批判は禁忌で、強固な組織を持つ野党は存在しなかった。独裁体制が崩壊した「カダフィ後」は国民評議会を軸としつつ、多様な政治組織創設の動きが広がりそうだ。

一方、大佐は25日も収録時不明のメッセージをテレビで流して支持者に戦闘継続を呼びかけた。同日はイスタンブールで欧米やアラブ諸国が連絡調整会議を開き、大佐の投降を呼びかけたが、大佐の所在は依然わからず、トリポリの一部などではなお銃撃戦などが起きている。

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