2017年12月11日(月)

韓国SNSのカカオ、検索大手ダウムと経営統合

2014/5/26付
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 【ソウル=加藤宏一】無料電話・チャットアプリ「カカオトーク」を手掛ける韓国のカカオは26日、韓国の検索サイト大手のダウムコミュニケーションと経営統合すると発表した。モバイル検索などに強みを持つダウムの競争力を生かし、海外戦略で先行する「LINE」や「微信(ウィーチャット)」など、世界のチャットアプリ大手に対抗する収益力を整える。

韓国で「カカオトーク」は圧倒的な存在感を持つが、最近は「LINE」も伸長している。

韓国で「カカオトーク」は圧倒的な存在感を持つが、最近は「LINE」も伸長している。

 存続会社はダウムで、カカオ株1株に対し、ダウム株1.556株を割り当てる。統合新会社の筆頭株主はカカオ創業者の金範沫(キム・ボムス)氏になる見通しだ。8月の株主総会の承認を経て、10月にも新会社を発足させる。当面は両社の事業部門はそれぞれ独立して運営されるが、徐々に統合していく方針だ。

 1995年に設立されたダウムは韓国の検索サイトで20%前後のシェアを持ち、スマートフォンを活用したサービスに定評がある。カカオの李碩祐(イ・ソクウ)共同代表理事は「両社の競争力を統合すれば、変化するグローバル市場に対応するための強力な推進力を確保できる」と話す。

 全世界で約1億5000万人の利用者を抱えるカカオトークだが、最近は韓国検索サイト最大手ネイバー傘下で、4億2000万人の利用者を抱えるLINEに比べて成長で見劣りしていた。カカオトークは韓国で推定3500万人前後の利用者を持つが、LINEも韓国での利用者が1000万人を超えるなど、急速に追い上げている。

 カカオの2013年12月期の連結売上高は、2108億ウォン(約210億円)、ダウムの同売上高は5309億ウォン。統合新会社の売上高は単純合算で7417億ウォンで、時価総額は3兆ウォン超になるとの見方が出ている。

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