2019年1月20日(日)

米マクドナルド、上海社との取引打ち切り 期限切れ肉

2014/7/24付
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【上海=菅原透】米マクドナルドの中国現地法人は24日、使用期限が過ぎた食材を提供していた米食肉大手OSIグループ傘下の「上海福喜食品」との取引を打ち切ると発表した。「ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)」などを展開する米ヤム・ブランズの中国現法もOSIの中国現法との取引を全面停止した。両社は調達先の切り替えを急いでいる。

マクドナルドの中国現法は上海福喜との取引を中止する一方で、調達先を同じOSI傘下の河南福喜食品(河南省)に切り替える。河南福喜は2013年10月に最新設備を備えた工場を稼働させたばかり。マクドナルドの中国現法は「OSIが最も優秀な管理チームを派遣し、工場の管理と運営にあたる」と説明した。

主要な調達元だった上海福喜が問題を起こしたことで、上海市中心部のマクドナルド店舗では24日も牛肉ハンバーガーを購入できない状態が続いた。来店客も減少しているとみられ、販売への影響が懸念されている。

KFCや「ピザハット」を展開する米ヤム・ブランズの中国現法は24日までに「上海福喜を含む中国のOSIグループからの調達を全面停止する」と表明した。KFCも調達先の切り替えを進めており、すべての商品を販売できる体制に戻したとしている。

一方、上海の公安当局が23日、上海福喜の責任者ら5人を拘束したのを受け、OSIグループのシェルダン・ラビン会長は「中国の消費者に心からおわびする。再発防止に全力を挙げる」との声明を発表した。

上海福喜のずさんな管理問題は上海のテレビ局が潜入取材して発覚。その後も冷凍食品を常温の倉庫で詰め替えて販売していたことが明らかになり、組織ぐるみの違法生産への批判が高まっている。中国の消費者団体、中国消費者協会は24日、メディアを通じて「法律に基づき、消費者は購入額の10倍の賠償を求められる」などと表明した。

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