2019年4月19日(金)

拘束の武装勢力「リビアから武器購入」 アルジェリア事件

2013/1/24付
保存
共有
印刷
その他

【カイロ=花房良祐】アルジェリアの人質事件に絡み、治安当局に拘束されたイスラム過激派メンバーの容疑者が取り調べに対し「犯行に使った武器はリビアから調達した」などと供述していることが明らかになった。地元紙アッシュルークなどが伝えた。「アラブの春」を受けて発生したリビアの内戦で流出した武器が過激派の手に渡り、地域の不安定化につながっていることが裏付けられた。

同紙によると、武装勢力などはリビア南西のジンタンで小銃カラシニコフを1丁500ドル、ロケット弾を800ドルで購入、襲撃で使用したという。ジンタンでは内戦でカダフィ政権と反体制派が激戦を繰り広げた。内戦中のリビアでは、フランス軍が航空機で対戦車砲など大量の重火器を反体制派のために投下したと報道されていた。

同紙によるとイスラム武装勢力は2カ月半前から犯行を計画。マリ北部からニジェールなどを経由してリビア南部に侵入した。そこからアルジェリア国境を越えて天然ガス田施設を襲撃した。実行グループには英BPの元運転手も含まれていたという。

襲撃の首謀者とされるアルカイダ系テロ組織のベルモフタール司令官から「アラブ人とイスラム教徒、特にアルジェリア人に危害を加えるな」との指示を受けていたことも明らかにした。

リビアの内戦で使用された武器は地域に拡散した。同国東部のベンガジでは2012年9月、駐リビア米大使が武装した群衆の襲撃で死亡。英外務省は今月24日、ベンガジに滞在するすべての英国人に即時退避を勧告した。武器はエジプト・シナイ半島を経由してパレスチナ・ガザにも流入しているもよう。シリアの内戦でも使用されているとの報道もある。

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報