2019年5月25日(土)

鳥インフルエンザH7N9型、台湾で感染確認

2013/4/25付
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【台北=山下和成】台湾衛生署は24日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者1人が確認されたと発表した。中国本土以外での感染確認は初めて。感染者は中国を訪れ、台湾に戻ってから発症した。台湾はH7N9型の侵入に備えて、空港などでの検査を強化していた。

中国でH7N9型の人への感染が確認されたのは3月末。上海市やその周辺の省で広がり、4月13日には北京で感染者が見つかった。24日時点で感染者は110人程度(うち23人死亡)だが、中国と交流が多い台湾にも飛び火した。

台湾の感染者は53歳の男性。台湾と中国江蘇省蘇州を仕事で行き来しており、今回の蘇州滞在は3月28日~4月9日だった。9日に上海経由で台湾に戻り、12日に発症。24日になってウイルス感染が確認された。

衛生署によれば、男性は蘇州滞在中も生きた家禽(かきん)に接したり、火をよく通していない鶏料理を食べたりはしていないという。

台湾は多くの企業が中国大陸に進出し、100万人以上が暮らす。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の発生時には中国経由で感染が拡大しており、H7N9型が中国で広がってからは空港で体温チェックなどを実施していた。

今のところ、H7N9型の感染源や感染ルートは分かっていない。台湾での感染確認は、地理的に中国に近い日本にとっても、水際でウイルスを阻止することの難しさを浮き彫りにした。

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