中国の大気汚染対策、「石油閥」抵抗
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【北京=山田周平】中国では今年1~2月にPM2.5が歴史的な濃度を記録したように、政府が環境対策を打ち出しても実現に至らない例が多い。実際に対策を行う地方政府が消極的だったことや「石油閥」など抵抗勢力が存在していることが背景にある。
「環境対策の実効性を高めるため、責任追及制度をつくる必要がある。環境を顧みない者は必ず罰を受けるべきだ」。習近平国家主席は5月に開いた党中央政治局の会合で、居並ぶ党幹...
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