2019年7月23日(火)

IAEA総会、イスラエルへのNPT加盟決議を否決

2010/9/24付
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【ロンドン=岐部秀光】ウィーンの本部で開催中の国際原子力機関(IAEA)年次総会は24日、事実上の核保有国とされるイスラエルが核拡散防止条約(NPT)に加盟し、すべての核施設への査察を受け入れるよう求める決議案を反対多数で否決した。米国などがイスラエルに不利な決議は直接交渉が今月再開されたパレスチナとの和平交渉に影響すると懸念し、関係国を説得して小差での否決に持ち込んだ。

対イスラエル決議の採決結果は賛成46、反対51、棄権23だった。昨年は4票差で採択されていた。決議に拘束力はないものの、米国などは「特定の国を名指しする決議は適当でない」と反対していた。

一方、IAEAの査察受け入れを拒否している北朝鮮に対する非難決議は採択されたが、全会一致だった昨年と異なり、投票でアラブ諸国など24カ国が棄権にまわった。イスラエルへの圧力を増す狙いで北朝鮮決議案の文言の修正を求めたアラブ諸国に対し、欧米諸国が反発したことが背景。

イスラエル核問題の余波で北朝鮮への包囲網がゆるむ形となった。日本政府代表部の中根猛大使は「全会一致にならなかったのは残念だ」と述べた。

訂正>24日20時30分に掲載した「NPT『イスラエル加盟を』採択」の記事、見出しは「NPT『イスラエル加盟を』否決」の誤りでした。(2010/9/25 0:53)

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