2019年4月24日(水)

エジプト新大統領にモルシ氏 選管発表
イスラム原理主義系で初

2012/6/24付
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【カイロ=押野真也】エジプト大統領選挙の選挙管理委員会は24日、イスラム原理主義系のムハンマド・モルシ自由公正党党首(60)が勝利したと発表した。ムバラク独裁政権が倒れてから約1年5カ月を経て、国民が選ぶ大統領がようやく誕生する。イスラム原理主義系の大統領は初めて。

23日、カイロの広場でエジプト大統領選のモルシ氏のポスターを掲げる支持者の男性=共同

23日、カイロの広場でエジプト大統領選のモルシ氏のポスターを掲げる支持者の男性=共同

モルシ氏は6月中に就任する見通し。選管は同氏の得票率が約52%で対立候補のアハマド・シャフィク元首相(70)を上回ったと発表した。選挙結果を巡ってはモルシ氏とシャフィク氏の両陣営が勝利を主張していた。

実権を持つ軍が介入し、モルシ氏の勝利を阻止するとの見方もあったが、当面の混乱は回避されそうだ。イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は独自集計を根拠に対立するシャフィク氏が勝利するとの結果が出れば「(シャフィク氏との関係が深い)軍が選挙に不法介入した」として、大規模な反軍政デモの実施を計画していた。

初の原理主義系大統領の誕生に、国内人口の1割を占めるキリスト教徒の警戒感は強い。外交面でも同胞団はイスラエルとの平和条約破棄を主張した時期もあるだけに同国は今後の条約の動向に神経をとがらせている。

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