2019年2月21日(木)

韓国首相候補、2人続けて辞退 朴政権に痛手

2014/6/24付
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【ソウル=加藤宏一】韓国の首相候補に指名された大手紙・中央日報の元主筆、文昌克(ムン・チャングク)氏は24日、指名を辞退すると表明した。過去の問題発言を巡る批判が広がり、首相就任のための国会の同意が得られない可能性が高まっていた。旅客船の沈没事故後、2人続けて首相候補が指名辞退に追い込まれ、朴槿恵(パク・クネ)大統領の政権運営に打撃となるのは必至だ。

文氏は同日の記者会見で「指名を辞退することが大統領の助けになると考えた」と表明。「反民族主義と言われ、家族が傷ついた」とも述べ、悔しさをにじませた。

文氏は10日に首相候補に指名された後、過去の講演などで朝鮮半島の植民地化や南北分断を「神の意志」と発言したことが伝わり、親日派との批判が高まっていた。野党が大統領に指名撤回を要求したほか、与党の一部からも指名辞退を求める声が出ており、国会での聴聞会の混乱が予想され、国会での同意の見通しも不透明となっていた。

民間調査会社の韓国ギャラップが20日発表した6月第3週の調査によると、朴氏の支持率は43%と不支持の48%を初めて下回った。不支持の理由として人事問題を挙げる回答が多かった。内定した大学教授出身の教育相の過去の論文執筆で不適正行為があった疑惑も浮上しており、人事を巡る混乱が当面続く可能性もある。

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