2019年1月20日(日)

米東部でM5.8の地震 連邦政府ビルなど一時閉鎖で騒然

2011/8/24付
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【ワシントン=中山真】米地質調査所(USGS)によると、米大西洋側で23日午後1時51分(日本時間24日午前2時51分)ごろ、マグニチュード5.8の地震が発生した。震源地はバージニア州リッチモンドの北西約60キロ。震源地から約135キロ離れた首都ワシントンではホワイトハウスや連邦政府ビルなど多くの建物が一時閉鎖されるなど騒然となった。

地震発生後、ニューヨーク、ワシントン、フィラデルフィアの空港で航空便の発着が約1時間半にわたり制限され、数万人が影響を受けた。鉄道も安全点検のため運行を停止。高層ビルが並ぶニューヨーク市でも市内各所で数千人が屋外に退避した。

マサチューセッツ州の休暇先でゴルフをしていたオバマ大統領はナポリターノ国土安全保障長官ら関係閣僚と電話で協議し、被害状況を逐次報告するよう指示。ホワイトハウスによると、空港や原子力発電所など重要インフラへの被害は発生していない。死者や重傷者の情報もない。

ただ、米メディアによると、震源地に近いバージニア州内では家屋のレンガがはがれ、水道管が損壊。ワシントンの観光名所、国立大聖堂では尖塔(せんとう)の一部が落下した。携帯電話も一時つながりにくくなり、連邦緊急事態管理局は緊急の連絡以外の使用を控えるよう呼びかけた。

揺れは東海岸沿いの広い範囲で感じられ、中西部のオハイオ州やカナダのトロントなどでも観測されたという。ただ、日本のような「震度」の発表はなく、どの地域でどの程度の揺れが観測されたかは分かっていない。

米西海岸では地震は珍しくないが、大西洋側で観測されるのはまれ。USGSなどによると、バージニア州で同規模の地震が発生したのは1897年以来。専門家は、東海岸では西海岸と異なり耐震性が低い建物も多く、軽微の揺れでも被害が深刻化する可能性があるとの見方も示している。

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