2018年1月24日(水)

米ウエスタン・デジタル、HDD生産正常化へ 7~9月に

2012/1/24付
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 【シリコンバレー=奥平和行】ハードディスク駆動装置(HDD)大手の米ウエスタン・デジタル(WD)は23日、7~9月期に生産が正常化するとの見通しを明らかにした。WDは世界シェアの約3割を握るが、タイ洪水のため主力生産拠点が昨年10月半ばから1カ月半にわたって全面停止した。同社の生産正常化により、HDDの品薄も解消に向かいそうだ。

 HDDはパソコンやカーナビゲーションシステムなどの主要部品のひとつ。WDの被災でHDDの供給が減り価格も上昇。関連メーカーの生産などに影響が出ていた。WDは従来、復旧時期について「数四半期先」としていた。

 WDは23日「復旧作業は当初想定より速い」(ジョン・コイン最高経営責任者=CEO)と説明。洪水では「スライダー」と呼ぶ磁気ヘッドを装着する部品を生産する工場が冠水したが、22日に生産を一部再開したことを明らかにした。7~9月期に生産が復旧するが、市中在庫などが減っており、業界全体の正常化は2013年前半になるとみている。

 23日発表した11年10~12月期決算は売上高が前年同期比19%減の19億9500万ドル(約1535億円)、純利益は36%減の1億4500万ドルだった。タイ洪水の影響によりHDDの出荷台数が前年同期比45%減の2850万台に減少、復旧費用もかさんだ。ただ品不足にともなう価格上昇もあり、売上高は昨年12月時点の見通し(18億ドル)を上回った。

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