2019年7月24日(水)

中国軍制服組トップ「海の軍拡、懸念不要」 21カ国シンポで

2014/4/23付
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【青島=島田学】中国軍制服組トップの范長竜・共産党中央軍事委員会副主席は23日、山東省青島の軍関連施設で、日米中など21カ国が参加する西太平洋海軍シンポジウムに出席した各国の海軍高官と会談した。范氏は沖縄県の尖閣諸島や南シナ海を巡る問題を念頭に「海洋を巡る争いは協議を通じて解決したい」と語る一方で「中国には主権を守る揺るぎない意思がある。いかなる国も中国の主権を侵すべきではない」とも強調した。

会談に先立ち、范氏は各国の海軍高官と1人ずつ握手を交わした。日本から出席した河野克俊海上幕僚長は8番目にあいさつ。范氏はやや緊張した面持ちで握手した。

河野氏はシンポジウムを通じ、中国海軍トップの呉勝利司令官との会談を求め続けたが実現しなかった。ただ河野氏が青島に到着した21日夜、中国側が主催した歓迎式典で、河野氏から呉氏にあいさつする形で15分間の「立ち話」をしたことが23日分かった。

河野氏は内容の紹介は控えるとしつつも「現下の日中関係において有意義な意見交換ができた」と語った。青島市内のホテルで記者団に語った。関係者によると、尖閣問題については具体的に触れなかったという。

シンポジウムは23日、海上で他国艦艇などと予期せず遭遇した際の行動基準を定めた「海上衝突回避規範(CUES)」を採択して閉幕した。

中国海軍は23日、青島沖で海軍創設65周年を記念する多国籍演習も実施。中国やインドなど8カ国の海軍艦艇19隻が参加し海上での合同救援演習などをした。中国側はシンポジウム参加国で海上自衛隊にだけ艦艇派遣の招待状を送らなかった。

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