2019年2月17日(日)

2040年までに世界的水不足 米情報当局が報告書

2012/3/23付
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【ワシントン=共同】米国の国家情報長官室は22日、今のままでは2040年までに世界の水が足りなくなり、世界の食料市場や経済成長に悪影響を与えるとする報告書をまとめた。

報告書は、水不足をめぐって戦争が起こるリスクを分析するために国務省の指示で作成。「こうした戦争が10年以内に起こるとは考えにくいが、国家間の対立の原因になる恐れがある」と警告している。

報告書によると、世界の水需要は人口増加や経済発展などで30年には現在よりも30%増加。一方、地球温暖化の影響で水の供給量が減り、北アフリカや中東、南アジアなどで水不足が深刻化する恐れがある。この結果、米国と関係の深い国では、食料価格が上昇して社会混乱が起きたり、水力発電量が減って経済が悪化したりする可能性があるという。

また水確保をめぐり、大河流域の国々で緊張が高まり、上流の国が水を独占したり、ダムなどを狙ったテロが起きたりする恐れがあると指摘した。

水不足解消のためには、効率的に水を利用するための技術導入が重要と強調。特に世界の淡水利用の7割を占める農業分野での対策を求めた。

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