2019年1月21日(月)

バリアント、米アラガンに買収提案 M&A巨大化

2014/4/23付
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カナダ医薬企業のバリアントが米同業のアラガンに約450億ドル(約4兆6000億円)で買収提案をしたことが明らかになった。アラガンの主要株主である著名投資家のビル・アックマン氏は買収提案を支持するもよう。米ファイザーが英アストラゼネカを約10兆円で買収する構想も浮上し、医薬業界のM&A規模が巨大化する傾向が鮮明になっている。

アラガンはしわ取りの医薬品「ボトックス」を主力製品とする。バリアントの計画によれば、アラガンの株主に1株当たり48.30ドルとバリアント株0.83株を割り当てる方針。直近の株価で算出すると買収規模は約450億ドルになる。

アクティビスト(物言う株主)として知られるアックマン氏率いる投資会社「パーシング・スクエア・キャピタル」は既にアラガン社株を10%弱保有。海外メディアによると、アックマン氏はバリアントの買収案を支持しているという。

一方、アラガンはプレスリリースでバリアントの買収提案を「求められていない提案」と評しており、ゴールドマン・サックス証券とメリルリンチ証券とアドバイザー契約を締結。バリアントの提案に抗戦する構えで、アクティビストを交えた異例の敵対的買収に発展する可能性が出てきた。

22日の米株式市場では、買収提案の報道を受け、アラガンの株価は前日比15%高と急騰した。

21日にはファイザーがアストラゼネカに買収を打診したことが明らかになった。海外メディアによると、買収に約1000億ドル(約10兆2000億円)を提示したとされるが、既に交渉は打ち切られたという。

メガファーマと呼ばれる欧米の医薬大手は主力製品が特許切れした企業が多く、成長路線を維持するにはM&Aに頼る傾向が強い。(ニューヨーク=稲井創一)

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