パキスタン新首相にアシュラフ氏 汚職疑惑なども

2012/6/23付
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【ニューデリー=岩城聡】パキスタンはギラニ首相失職を受け同国下院を22日に招集し、連立与党第1党のパキスタン人民党(PPP)の情報技術相のペルベズ・アシュラフ氏(61)を新首相に選んだ。連立与党第2党のパキスタン・イスラム教徒連盟クアイディアザム派も支持した。ただ、同氏を巡っては汚職事件に関与した疑いがもたれており、政治情勢が安定するかは不透明だ。

アシュラフ氏は2008年4月~11年2月に水利・電力相を務めた。ギラニ首相が19日に失職宣言を受けた際は情報技術相だった。ただ、アシュラフ氏は水利・電力相時代にレンタル発電機事業に絡み業者から見返りを受け取っていた疑いや違法な資金によるロンドンでの資産購入疑惑も持たれている。最高裁は先月、政府の反汚職担当部署に真相究明を進めるよう指示を出した。

ザルダリ大統領は当初、次期首相候補として繊維相のシャハブディーン氏を指名した。しかし、捜査当局が製薬会社の不正事件に関与した疑いで同氏の逮捕状を取ったため、新首相の候補者選びは混迷した。一連の動きには軍部の意向が働いているとの見方が多い。

大統領は昨秋、軍によるクーデターの動きを察知。米軍に軍部刷新の介入を求めるメモを渡したとされる。この疑惑をきっかけに軍部は大統領への不信感を深め、政権に揺さぶりをかけている。

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