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EU、ヒズボラ軍事部門をテロ組織指定 シリア包囲網強める

【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)は22日の外相理事会で、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事部門を「テロ組織」に指定すると決めた。ヒズボラはシリアの内戦で、アサド政権側の戦闘行為に加わっている。EUの決定は、アサド政権の包囲網を強化する狙いがある。

外相理事会がテロ組織に指名した理由は、ヒズボラが昨年7月にEU加盟国ブルガリアで起きたバス爆破テロに関与したこと。すでに米国はヒズボラをテロ組織に指定しており、EUでも英国がテロ組織に指定するよう強く求めてきた。

英国のヘイグ外相は22日、「欧州域内のテロには明確に対応する」と、記者団に強調。ドイツも「欧州でのテロを許さない」(ウェスターウェレ外相)と支持した。今後は、ヒズボラ関係機関の資産凍結や幹部らの渡航禁止を検討する方針だ。

ヒズボラのアサド政権支援は、欧米が肩入れする反政府勢力の苦戦を招いている主因だ。EUはヒズボラへの制裁で、アサド政権の戦闘能力を弱めたい考え。欧米諸国は、ヒズボラが核開発を進めるイランの支援を受けているとされることにも懸念を強めている。

ただ、今回のテロ組織指定は、あくまでヒズボラの軍事部門のみ。レバノン政治に影響力の強い政治部門は対象外だ。EUは、政治部門をテロ組織に指定すればレバノンとの対話にも支障が出ることを危惧した。EUのアシュトン外交安全保障上級代表は「レバノンの政治勢力との対話を阻害しない」と強調した。

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