2017年11月25日(土)

「過去の債務政策と決別」 独大統領の会見全文

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2011/10/23付
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 ドイツのクリスティアン・ウルフ大統領とのインタビュー内容は以下の通り。

 (聞き手はベルリン支局 菅野幹雄)

【訪日の目的】

 ――日独友好150周年を機会とした日本訪問は、東京だけでなく、大震災の被災地、ドイツの元首として初めてとなる伊勢神宮、そして徳島県などと非常に広範囲です。訪日のハイライトはどこですか。

 「学術・研究から日独の経済面での協力、文化の交流まで、多彩な日程は私にとっても特別なものだ。京都ではドイツがアジアに初めて置く芸術家向けの住居『ヴィラ鴨川』の開設式をする。我々の関係はかくも多様で、それだけに訪日も多面的となる。日独は今後も多くのことをお互いから学び、共に協力し、知識を生かして世界の未来を決定的に形作ることができる。例えばエネルギー・環境問題の解決に向け、私たちは新しい先導的な発展を必要としている」

【被災地訪問について】

インタビューに答えるウルフ独大統領

インタビューに答えるウルフ独大統領

 ――(日本を東日本大震災が襲った)「3.11」を大統領は自らどう体験しましたか。今回、訪問する被災地の人々にどう気持ちを伝えたいですか。

 「ドイツの全ての国民と同様、私自身も深く衝撃を受けた。すぐに天皇陛下に電報を送り、気持ちをお伝えした。災害の直後、同情の念を個人的に伝えるためにベルリンの日本大使館を訪問した。大使館の前の通りはドイツの市民がとっさにささげた花やろうそく、カードでいっぱいだった。ドイツの人々の多大で、全土にわたる同情を示している。日独の間では60の姉妹都市協定が結ばれ、100を超す友好協会がある。ドイツの至る所で日本人が住み、学び、働き、デュッセルドルフだけで8000人以上を数える。

 日本で地震、津波そして原子力発電所の事故に見舞われた人々に対し、現地の訪問では同情の念を伝えるだけでなく、彼らを勇気づけたい。3月以来、日本がどれほど卓越した再建の業績をなし遂げたかをドイツの人々にもっと知らせたい。ドイツでは日本の災害の惨事が多く報じられるが、真剣な復興の歩みについて報じられることがあまりにも少ない」

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