2019年1月24日(木)

カダフィ大佐の埋葬延期 場所巡り内部対立

2011/10/21付
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【ドバイ=中西俊裕】リビアの反カダフィ派を束ねる国民評議会は21日、前日に死亡したカダフィ大佐の遺体埋葬を延期する方針を明らかにした。評議会指導層と大佐を殺害した軍事部門幹部が埋葬場所を巡って対立。42年に及んだ長期独裁体制に名実ともに幕が下りた直後から、反カダフィ派内部で不協和音が表面化したことで、国内では復興に向けた不安が広がっている。

当初、評議会幹部は遺体を葬る墓所がカダフィ大佐の支持者によって「聖地」とみなされることを懸念。21日に極秘に埋葬する計画と伝えられていた。

カダフィ大佐の死因については、評議会ナンバー2のジブリル氏が「移動中、銃撃戦に巻き込まれるなかで頭部に銃弾を受けた」と説明した。ただ検視を担当したリビア人医師は腹部の傷が致命傷となったと指摘。ロイター通信は民兵に殺害されたとの説を報じるなど、情報が混乱している。

評議会幹部は首都トリポリ陥落前後から、カダフィ派への処刑を禁じるよう民兵に呼びかけてきた。民兵による殺害説は反カダフィ派指導部の統率力の低下を示しているとの指摘もある。

一方、フランスのサルコジ大統領は21日、リビア中部のシルト制圧を受け、3月から続く北大西洋条約機構(NATO)の反カダフィ派支援軍事作戦が「終わりに近づいた」と述べた。NATO加盟国の大使級会合で8カ月間に及んだ作戦終了への段取りを決める見通しだ。

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