2019年2月24日(日)

ロシア外相、北方領土「第2次大戦の結果承認を」

2014/1/21付
保存
共有
印刷
その他

【モスクワ=石川陽平】ロシアのラブロフ外相は21日、モスクワで開いた年頭の記者会見で、日ロ間の懸案の北方領土問題に関し「第2次世界大戦の結果を認めることが解決に向けた争う余地のない第一歩だ」と強調した。31日に東京で開く予定の日ロ外務次官級協議でも、第2次大戦の結果、ロシア領になったとする歴史的正統性を改めて主張する考え。プーチン大統領の早期訪日には前向きな姿勢を示した。

日ロ両国は2013年4月、安倍晋三首相が公式訪ロした際に、領土交渉の再開で合意。13年8月に続いて今月31日に次官級協議を開いて、領土交渉に本格的に取り組む予定だ。ラブロフ外相は21日の会見で次官級協議について「この問題の歴史的観点が検討される」と明らかにした。

ロシアはここ数年、米英ソが戦後処理を話し合い、対日参戦の見返りに北方領土を含む千島列島のソ連への引き渡しを決めた1945年の「ヤルタ会談」などを根拠に、北方領土領有の正統性を強く主張。北方領土を「固有の領土」であり、「不法占拠」が続いているとする日本との立場の違いが際立っており、今後の領土交渉も難航が予想される。

ラブロフ外相は記者会見で、安倍首相の靖国神社参拝にも触れ「(アジア太平洋)地域の国々の関係正常化を促進しない」と懸念を示した。日ロの経済関係が発展し、首脳間の接触も活発になっていると高く評価した上で、プーチン大統領の訪日について「双方にとって都合のよい時期を調整する」と語った。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報