原発事故「レベル8」新設も IAEA、尺度見直しへ協議
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【ウィーン=藤田剛】国際原子力機関(IAEA)は原発事故の影響を判断する国際原子力事象評価尺度(INES)の見直しに向け、加盟国と協議に入った。規模や被害が異なる福島第1原発と旧ソ連のチェルノブイリ原発事故が同じ史上最悪の「レベル7」となったことにIAEA内で異論が出ているため。今後加盟国が見直しで合意すれば、尺度を細分化する方向で初の抜本改定に踏み切る。
天野之弥事務局長が20日に開幕した原子...
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