英テスコ、CEOが辞任へ ユニリーバから後任招請

2014/7/21付
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【ジュネーブ=原克彦】小売業世界3位の英テスコは21日、フィリップ・クラーク最高経営責任者(CEO、54)が10月1日付で退任すると発表した。後任には英蘭ユニリーバでパーソナルケア部門の社長を務めるデーブ・ルイス氏(49)を迎え入れる。クラーク氏は2011年にCEOに就任し、それまでの拡大路線を改めて業績の回復を図ったが、母国の英国で苦戦が続いている。

テスコは直近の販売が従来予想に届いていないことも明らかにした。「市場環境は弱まっており、値下げへの投資も組み合わせると、上半期(3~8月)の売上高と営業利益は予測をいくらか下回る」という。

ルイス次期CEOは1987年にユニリーバに入社。テスコによると中東欧でシャンプーなどを含むパーソナルケア事業を立て直した実績がある。東南アジアでの同事業拡大といった重要案件でも指導力を発揮した。

テスコは2000年代に海外事業を急拡大したが、英国内では同業の英セインズベリーやドイツ系ディスカウントストアの「リドル」などに顧客を奪われていた。クラークCEOは日本や米国からの撤退を決め、中国事業も合弁会社に切り替えるなどして英国内に経営資源を集中。ただ、3~5月も売上高は落ち込み、一部の株主が退任を求めていた。

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