2019年1月24日(木)

中国太陽電池大手が破産 欧米との貿易摩擦響く

2013/3/20付
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経営難に陥っていた中国の民営太陽電池大手、尚徳電力(サンテックパワー、江蘇省)が破産した。中国国営の新華社が20日、地元裁判所が法的整理の手続きに入ったと伝えた。同社は2010年に世界シェアトップに立ったこともある。欧米との貿易摩擦などで販売が低迷。供給過剰による価格下落で資金繰りが行き詰まった。

新華社によると、サンテックに資金を貸し出す中国工商銀行など9行が18日、サンテックの破産処理を申請、無錫市中級人民法院(地裁)が20日受理した。9行の2月末時点の与信枠は合計71億元(約1100億円)。銀行側は債務返済が滞るなか「債権者の権利を最大限保護するには法的整理が必要」と主張している。

サンテックには15日に満期を迎えた5億4100万ドル(約520億円)の転換社債もある。海外の投資家など6割の債権者が5月15日まで支払い猶予を認めたが、一部の債権者は「契約通りに償還されなかった」とサンテックに速やかな対応を求めていた。

サンテックはオーストラリアの大学で太陽電池を研究していた施正栄氏が中国で01年に創業。積極的な設備投資で規模のメリットを追求、価格競争力を高めてきた。だが、割安な中国製太陽電池を巡り、欧米との貿易摩擦が激化。主力市場での販売が落ち込み、サンテックも11年4~6月期から最終赤字に陥っていた。(香港=菅原透)

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