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富裕層人口、北米がアジアから首位奪還 12年

【ニューヨーク=川上穣】世界の富裕層で北米の存在感が増している。2012年は373万人と前年から約12%増えた。株価上昇や景気回復が追い風となり、アジア太平洋(368万人)から2年ぶりに首位の座を奪還した。相対的な景気の底堅さもあり、「北米の復権」を印象づけた格好だ。世界の富裕層の保有資産は同10%増の約46兆ドルと過去最高を更新している。

調査会社キャップジェミニとロイヤル・バンク・オブ・カナダが共同で調査した。富裕層は、居住用不動産を除く金融資産を100万ドル(約9700万円)以上持つ人と定義した。

国別では米国が前年比12%増の343万人と圧倒的な首位をキープした。米国のS&P500種株価指数は昨年、13%上昇。米住宅市場の回復もあり、富裕層の持つ資産がかさ上げされた。米国では富裕層の金融資産のうち4割弱を株式が占める。リスク資産への投資比率が高いことが伸びに寄与した。

2位は同4%増の190万人となった日本。3位のドイツ(101万人)を含め、上位3カ国で世界の5割強を占めている。

アジアでは中国(64万人)と韓国(16万人)がそれぞれ14%、11%伸びた。一方で、低迷したのが中南米。景気の鈍化が深刻なブラジルは16万人と前年のほぼ横ばいにとどまった。

キャップジェミニは世界景気の持続的な拡大を受け、世界全体の富裕層の保有資産は15年に55兆8000億ドルと12年から約2割増えるとしている。特にアジア太平洋の継続的な伸びが見込まれ、14年までに米国を再逆転すると予想している。

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