2019年1月21日(月)

アップル、株主還元3.7兆円 17年ぶり配当や自社株買い
8兆円超の手元資金活用

2012/3/19 23:17
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新型iPadを発表する米アップルのティム・クックCEO(7日)=AP

新型iPadを発表する米アップルのティム・クックCEO(7日)=AP

米アップルは19日、配当の再開と自社株買いを通じて今後3年間で450億ドル(約3兆7500億円)を株主に還元すると発表した。配当は約17年ぶり。好業績を背景に手元資金が8兆円超に膨らみ、直接的な株主還元を求める声に対応した。昨年10月に死去したスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)の復帰後は無配を続けてきたアップルの転換点となりそうだ。

アップルは2012年7~9月期に1株当たり2.65ドルの四半期配当を実施する。100億ドルの自社株買い入れ枠も設定。自社株買いは今年10月から3年間を予定する。19日朝(日本時間同日夜)、電話会見したティム・クックCEOは「研究開発、企業買収、店舗展開などに投資しているが、なお十分な資金がある」と指摘した。

アップルは稼いだ利益を配当よりも研究開発に回し、革新的な製品やサービスを生み出してきた。1株当たりの利益の増加につながる自社株買いについては声明で「従業員に与えるストックオプション(株式購入権)の行使に伴う株式の希薄化を防ぐため」と説明。株の流通量を減らすことで従業員も含めた株主に配慮する姿勢を鮮明にした。

(シリコンバレー=岡田信行)

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