2018年12月13日(木)

中国が0.25%利上げ 2年10カ月ぶり、インフレ懸念

2010/10/19付
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【北京=高橋哲史】中国人民銀行(中央銀行)は19日、金融機関の貸し出しと預金の基準金利(期間1年)をそれぞれ0.25%引き上げると発表した。20日から実施する。中国が利上げするのは2007年12月以来、2年10カ月ぶり。インフレとカネ余りの懸念が高まるなか、緩和気味だった金融政策を引き締め方向に転換する。

今回の利上げで期間1年の基準金利は貸し出しが5.56%、預金が2.50%になる。中国の8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.5%上昇となり、上昇率は政府が年間の抑制目標に掲げる3%を2カ月連続で上回った。21日に発表となる9月のCPI上昇率は4%に近づくとの予測も多く、人民銀はインフレへの警戒レベルを引き上げたとみられる。

世界経済の先行きに不透明感が漂うなか、人民銀はこれまで利上げに慎重な姿勢を続け、市中銀行から強制的に預かる資金の比率である預金準備率の引き上げで余剰資金の吸収を進めてきた。このタイミングで利上げに踏み切ったのは、21日発表の7~9月の国内総生産(GDP)が予想を上回ったためとの見方も出ている。

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