ソニーのストリンガー会長「日本には不屈の精神」 米紙に寄稿
【ニューヨーク=小高航】ソニーのハワード・ストリンガー会長は18日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿し、「日本人には"不屈の精神"がある。(東日本大震災の)難局を必ず乗り越える」と指摘した。一方、ある日本研究家は「リーダーシップが最も求められている時に、菅直人首相の顔が見えない」ことを問題視した。
同会長は「日本は決して諦めない」と題した寄稿で、「fukutsu no seishin(不屈の精神)」という日本語を紹介した。「極めて困難な状態でも決して諦めないという意味だ」と解説。「日本はより強くなって難局を乗り越えると確信している」と記した。
震災によりソニーの拠点も被害を受けたが、「ゆっくりではあるが着実に復旧しつつある」とした。
一方、アメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)のマイケル・オースリン日本部長も同紙に寄稿し「政府が(危機に)どう対応するかが日本の今後の数十年を決める」と指摘。「国難は時に、不人気な政治家が国民の支持を獲得するチャンスだが、今回は当てはまりそうもない」と述べた。
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