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米スプリント買収、ソフトバンクほぼ確実 ディッシュが断念

米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを巡り、ソフトバンクと買収合戦を繰り広げている米衛星放送会社のディッシュ・ネットワークは18日、ソフトバンクに対抗する新たな買収提案を見送ると発表した。スプリント買収を事実上断念したとみられ、ソフトバンクによるスプリント買収がほぼ確実になった。

ソフトバンクは11日、買収額を15億ドル積み増し、216億ドルとすることでスプリントと合意。スプリントはディッシュに対し、18日を期限に最終的な提案を出すよう求めていた。

ディッシュは声明で、スプリントがディッシュとの交渉を途中で打ち切ったことや、ソフトバンクが求めた買収防衛策の導入を決めたことで「18日までに修正提案を出すことが不可能になった」と説明した。

今後はスプリントが株式の過半を持つ高速無線通信会社クリアワイヤのTOB(株式公開買い付け)の成立に集中する方針。ディッシュが大株主になれば、クリアワイヤが持つ豊富な周波数の活用を目指すソフトバンクとスプリントの足かせになる恐れがある。

ディッシュはスプリントについても「選択肢を検討する」と含みを残しており、25日に予定するスプリントの株主総会までになんらかの動きに出る可能性もある。

19日の東京株式市場でソフトバンクの株価は大幅に上昇。上げ幅は一時6%近くに達した。同社は「今後は米連邦通信委員会(FCC)とスプリント株主総会の承認を経て、予定通り7月上旬に買収完了を見込んでいる。完了後は新スプリントを米国市場で上位2社に対抗できる企業にしていきたい」(広報室)とコメントした。

(ニューヨーク=小川義也)

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