2018年12月13日(木)

習近平氏、中国・次期最高指導者に 軍事委副主席に

2010/10/18付
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外国首脳の歓迎式典に臨む中国の習近平国家副主席(8月、北京)=共同

外国首脳の歓迎式典に臨む中国の習近平国家副主席(8月、北京)=共同

【北京=佐藤賢】中国共産党の第17期中央委員会第5回全体会議(5中全会)は18日、4日間の日程を終え、党中央軍事委員会の副主席に習近平国家副主席(57)を充てる人事を決めて閉幕した。習氏が軍権掌握に向けて布石を打ったことを意味し、胡錦濤国家主席(67)の後継者として次期最高指導者の地位に就くことが事実上確定した。

習氏は5年に1度開く2012年秋の党大会で党総書記、13年春の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で国家主席に選出される見通し。中国の最高指導者は毛沢東、トウ小平、江沢民、胡錦濤の各氏と続き、習氏が1949年の建国から数えて「第5世代」を代表する最高指導者になる見込みだ。今後は温家宝首相の後任に同世代の李克強副首相(55)が就けるかどうかが焦点となる。

胡氏も国家副主席だった99年に軍事委副主席に就き、3年後に総書記に就任した。習氏は福建省など地方勤務が長く、07年に最高指導部の党政治局常務委員に抜てきされた。高級幹部の子弟らを指す「太子党」で、軍事委入りには江沢民前総書記や曽慶紅前国家副主席ら一部の長老の後押しがあった可能性がある。

中国の次期最高指導者の地位に就くことが事実上確定した習近平国家副主席

中国の次期最高指導者の地位に就くことが事実上確定した習近平国家副主席

党中央軍事委員会は中国の人民解放軍や武装警察などを指導する機関。胡錦濤総書記がトップの同委主席を兼務し、習氏以外の2人の副主席と8人の委員で構成する。これまでは胡総書記以外は軍人だったが、習氏が加わることで文民が2人となり、胡総書記が軍の政策決定で発言力を高める効果を狙ったとの見方も出ている。

5中全会後に公表されたコミュニケは外交・安全保障政策について言及。国際協力に積極的に参加する方針を強調する一方、「我が国の主権と安全、利益を維持する」と明記した。尖閣諸島問題などを念頭に自国の主張を押し出す姿勢を示した。軍事力の整備を強化する方針も盛り込んだ。

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