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中国首相、国内の食品安全問題「道徳の低下が深刻」

「誠実さの欠落や道徳の低下はすでに深刻なレベルだ」――。中国の温家宝首相は最近開いた国務院高官らとの座談会で、国内での相次ぐ食品安全問題を批判した。国営新華社が18日までに公表した座談会の全文によると、急速な経済発展に国民の道徳が追いついていないとの認識を示した。

「国民の素養を高めて道徳力をつけなければ、真の強国や尊敬される国には決してなれない」と指摘。国民のモラル向上が国家の発展にとって重要な要素だと訴えた。

今月7日には甘粛省で牛乳を飲んだ乳幼児3人が死亡。牛乳生産者に恨みを持つライバル業者の夫婦が生産中の牛乳に亜硝酸塩を投入したのが原因とされている。

最近の地元紙でも、消費期限が過ぎた蒸しパンを白く着色して再出荷していた「染色饅頭(まんじゅう)」問題や、豚肉を特殊な薬品を溶かした液体に漬けて牛肉のように見せかけていた問題などが話題となっている。

2008年の粉ミルクへの有害物質混入事件以来、中国の消費者に食の安全への不信感が広がっている。こうした不満が政府批判につながるのを避けたいとの思惑もありそうだ。(北京=島田学)

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