北朝鮮「核放棄の合意破棄も」 米に非公式伝達

2012/8/18 11:44
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米国と北朝鮮が7月末から8月上旬にシンガポールで非公式に接触した際、北朝鮮側が核放棄を定めた2005年9月の6カ国協議合意を破棄する可能性も含め内部で扱いを検討していると米側に伝えていたことが明らかになった。米誌フォーリン・ポリシーが17日までに報じた。

北朝鮮は同時に米朝関係改善にも意欲を示したとしており、米側の出方を探る狙いがあった可能性もありそうだ。

交渉筋が同誌に明かしたところによると、非公式接触では(1)今後の米朝関係(2)核の安全管理や協力的な方法による非核化――が議題となった。北朝鮮側は、既に破棄を宣言している今年2月の米朝合意について重ねて「興味がない」とし、まず米側が譲歩するよう要求した。

接触したのは、北朝鮮のチェ・ソンヒ外務省米州局副局長、韓成烈国連代表部次席大使と米クリントン政権当時に北朝鮮問題を担当したジョエル・ウィット氏ら。

米朝間ではニューヨークの北朝鮮国連代表部で7月10日ごろにも非公式に接触していたことが判明している。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮の外務省報道官は7月20日に声明で、北朝鮮国内で摘発したテロ計画に米国が関わっていたことが明らかになったと主張し「諸般の状況は、われわれに核問題を全面的に見直さざるを得なくさせている」と表明していた。

05年9月に開かれた第4回6カ国協議では北朝鮮の完全核放棄のほか、核平和利用の権利の尊重や米朝、日朝関係正常化に向けた措置を盛り込んだ共同声明を採択した。(ワシントン=共同)

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