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「鉄の女」サッチャー氏葬儀に要人2300人 英女王参列で国葬に準ず

【ロンドン=上杉素直】自由主義を重んじる姿勢で「鉄の女」と呼ばれ、今月8日に87歳で死去したサッチャー英元首相の葬儀が17日、ロンドン中心部のセントポール大聖堂で営まれた。エリザベス英女王が出席する国葬に準じた扱いで、国内外の要人ら約2300人が参列。女王が英元首相の葬儀に参列するのは1965年のチャーチル氏の国葬以来となる。

葬儀にはキャメロン首相ら英国の政界要人をはじめ、米国のチェイニー前副大統領、キッシンジャー元国務長官、日本の森喜朗元首相らが参加。葬儀に先立ちキャメロン氏は16日、チェイニー氏らを招いて首相官邸で夕食会を開いた。

サッチャー氏のひつぎを載せた車は午前10時(日本時間午後6時)に国会議事堂を出発。途中、ひつぎが軍の砲車に移され、騎馬隊が先導する葬列がセントポール大聖堂まで約1キロを行進した。沿道は葬列を一目見ようという市民であふれた。

英国内では先週以来、サッチャー氏の死去を祝う左翼団体の一部が暴徒化して逮捕される騒動が起きており、警察は葬儀を妨害する行為を厳しく取り締まると警告した。英政府による近年の緊縮財政への不満を強める層には、計1千万ポンド(約15億円)とされる葬儀費用への不満も漏れる。米ボストンでの爆弾テロの直後でもあり、英警察は厳戒態勢を敷いた。

79年から11年間にわたって女性初の英首相を務めたサッチャー氏は、国の役割を最小限に抑える「小さな政府」を掲げ、国を開いて海外マネーを呼び込む金融立国で成長を実現した。

一方で、福祉削減で弱者を切り捨てたとの批判もある。フランスのジスカールデスタン元大統領はサッチャー氏の手法に批判的なコメントを出した。

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