2019年7月21日(日)

「FTA、まずASEAN+日中韓で」 中国商務省幹部

2011/11/17付
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中国商務省の兪建華次官補は17日の記者会見で、アジア太平洋地域で構築を目指す広域自由貿易圏に関する中国の立場を説明した。参加国の枠組みについて「まず東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)の自由貿易協定(FTA)を実現し、その基礎の上にオーストラリアやニュージーランド、インドを加えたASEANプラス6を目指すのが道理にかなっている」と語った。

中国は「プラス3」の13カ国の枠組みを主張し、中国の発言力拡大を警戒する日本などはインドを加えた「プラス6」の16カ国とする考え方を支持。兪次官補は「中国がプラス6に反対したことは一度もない」としつつ、あくまで13カ国のFTA実現が先だという認識を強調した。

中国の温家宝首相が参加する19日の東アジア首脳会議(サミット)の宣言草案には「プラス6」を目指す方針が盛り込まれた。中国が「16カ国」容認とも受け取れる姿勢をちらつかせるのは、交渉が勢いづく米主導の環太平洋経済連携協定(TPP)をけん制する狙いがある。

ただ貿易で競合するインドが直ちに参加するのを認めるかどうかはなお微妙。兪次官補は「プラス3」実現を優先したうえで、16カ国への拡大を慎重に探る戦略を示したものとみられる。

TPPに対抗するため、中国が欧州連合(EU)とのFTA締結に動くとの観測もある。兪次官補は「現時点でFTAに関するEUとの接触はない」と言明した。(北京=高橋哲史)

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