カザフ西部都市で暴動 大統領が非常事態導入
死者11人負傷80人超

2011/12/18付
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【モスクワ=共同】中央アジア・カザフスタン西部の都市ジャナオゼンで16日、石油企業元従業員らの暴動が起き、カザフ検察当局は17日、暴動の死者が11人になったと発表した。負傷者数も80人を超え、暴動に加わった約70人が拘束された。ロシア主要メディアが伝えた。

これを受け同国のナザルバエフ大統領は17日、ジャナオゼンに20日間の非常事態を導入、夜間の外出を禁止した。

ジャナオゼンでは国営石油・天然ガス企業カズムナイガスの子会社の元従業員らが16日、独立20周年記念集会が開かれていた市中心部で警官隊と衝突し暴徒化。行政庁舎やホテルなどに放火した。石油企業側は賃金引き下げに抗議するストを続けていた従業員約千人を解雇、不満が高まっていたという。

中央アジアの通信社「フェルガナ・ル」はカザフ野党筋の話として、暴動の死者は70人以上、負傷者は数百人に上ったと伝えた。

カザフ内務省はジャナオゼンの暴動は鎮圧され、17日のジャナオゼン市内は平穏だとしている。タス通信によると、同市内には治安部隊を乗せた多数の装甲車が展開。石油企業の一部従業員は同日の就業を拒否したという。

17日には首都アスタナや人口最大の都市アルマトイで、ジャナオゼンでの暴動鎮圧に抗議する集会が開かれ、数人が拘束された。一部の野党は社会不安を理由に、来年1月に行われる前倒し下院選の延期を要求した。

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