2019年2月17日(日)

インド中銀、3年ぶり利下げ 下げ幅市場予想上回る

2012/4/17付
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【ムンバイ=黒沼勇史】インド準備銀行(中央銀行)は17日開いた政策決定会合で、政策金利(レポ金利)を0.50%引き下げ、年8.00%とすると発表した。即日実施する。利下げは2009年4月以来3年ぶり。市場関係者の9割が利下げを予想していたが、実際の利下げ幅は市場予想(0.25%)の2倍とした。

準備銀は昨年末、金融政策の方向性をそれまでの引き締めから緩和に転換すると宣言。1月と3月には、市場の資金流動性を管理する預金準備率をそれぞれ0.50%、0.75%引き下げたが、直接的な景気刺激効果が見込まれる利下げは温存していた。

2012年度(12年4月~13年3月)の実質国内総生産(GDP)成長率の予想は7.3%とし、11年度見込みの6.9%からほとんど回復しない姿を示した。13年3月のインフレ率目標は6.5%とし、直近3月のインフレ率6.89%とほぼ同水準にとどまるとみている。

他の新興国では中国が昨年12月と今年2月に預金準備率を引き下げ、先行きの利下げも一部市場関係者の間では予想され始めている。ブラジルは昨年9月から5会合連続で利下げを実施し、合計利下げ幅は2.75%となっている。

輸出先の先進国経済の不振などで外需が低迷する一方、物価高に伴い内需も伸び悩む新興国の中銀は、今後も金融緩和姿勢を鮮明にしていきそうだ。

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