タブレット市場、アマゾンが2位 サムスンを抜く
10~12月出荷、「キンドル・ファイア」好調

2012/2/17付
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米調査会社のIHSアイサプライは16日、2011年10~12月期のタブレット端末の出荷動向をまとめた。昨年11月に競合商品よりも大幅に安い「キンドル・ファイア」を発売した米アマゾン・ドット・コムが一気に世界シェア14%を占め、「iPad(アイパッド)」で市場を切り開いてきた米アップルに次ぐ2位に付けた。

10~12月期の世界出荷台数は、7~9月期より55%多い2710万台だった。アマゾンは米国で発売したファイアの価格をiPadなどの半額以下である199ドル(約1万5700円)に設定。10~12月期の販売台数は390万台近くに達し、韓国のサムスン電子(8%)を上回った。

アマゾンは端末の価格を安くする一方、電子書籍や音楽などコンテンツの配信サービスと組み合わせて収益を確保する戦略だ。端末は内蔵メモリーの容量を少なくするなどしてコストを抑えた。アマゾンと同様、手ごろな価格の端末をそろえる米書店大手バーンズ・アンド・ノーブルもシェアを伸ばした。

米アップルは独自の基本ソフト(OS)を採用しているが、他メーカーの多くはアマゾンと同様、米グーグルのOS「アンドロイド」を採用しており、性能の違いを出しにくい。米国では昨年末にかけて値下げが相次いでおり、IHSアイサプライは「アマゾンなどは、アンドロイド陣営に大混乱を起こした」と分析している。(シリコンバレー=奥平和行)

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